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nTuneのインストールとGPUクロック、温度

このPCはそれなりに高性能なGPU(GeForce 8600M GT)を積んでいるので、GPUの温度を見るツールをインストールしました。温度を表示できるツールはいろいろあるようですが、GPUのメーカーであるNVIDIAからダウンロードできるnTuneを使ってみます。

nTuneのダウンロード(NVIDIA公式サイト)

nTuneは、NVIDIAの公式サイトからダウンロードできます。

NVIDIAのサイト
「ドライバーダウンロード」→「Download Drivers」→下の方のフォームで「Platform / nForce Drivers」→「NVIDIA nTune」→「Windows Vista 32-bit」

少し前までダウンロードできたバージョン5.05.38.00だと日本語が文字化けしたのですが、現在、このサイトからダウンロードできる5.05.47.00だと直っているようです。


ntune1.jpg

ダウンロードしたファイル名にはwinxpという文字が含まれていますが、ダウンロードサイトにはVistaもサポートするよう書かれていたので、これで大丈夫でしょう。

nTuneのインストール

1. ダウンロードしたファイルを実行(デジタル署名の検証)

ファイルをダブルクリックすると「セキュリティの警告」が表示されます。インターネットからダウンロードしたファイルは危険であることもあるので、本当に実行してよいかをWindowsが確認してきます。

ntune2.jpg

大抵は特に深く考えずに「実行」をクリックしてしまうところですが、赤枠で囲った「発行元」をクリックしてみると、次のようなウィンドウが表示されます。nTuneの場合、NVIDIAがきちんとデジタル署名を付けていて、しかもその署名をWindowsが検証した結果、問題なかった旨が表示されています。

ntune3.jpg

このようにデジタル署名が付けられていて、それをWindowsが検証して問題なければ、その発行元(この場合はNVIDIA)を信用する限り、基本的には問題ないのではないかと思います。
ということで、元のウィンドウで「実行」をクリックして、「ユーザアカウント制御」でも「実行」をクリックします。

2. インストールのウィザード

ウィザード画面が表示されるまではかなり時間がかかります。
2-1 インストール開始のウィンドウが表示されるので「次へ」をクリックします。

ntune4.jpg

2-2 使用許諾契約が表示されるので、同意できるなら「はい」をクリックします。

ntune5.jpg

2-3 インストールする機能を選択します。デフォルトのままでよいならそのまま「次へ」をクリックします。

ntune6.jpg

2-4 インストールするフォルダの選択です。デフォルトのままでよいならそのまま「次へ」をクリックします。

ntune7.jpg

2-5 インストールが開始されます。

ntune8.jpg

2-6 これでインストールは完了です。余計なショートカットは邪魔なので、チェックせずに「完了」をクリックします。

ntune9.jpg

これでインストールは終わりです。

nTuneの実行方法

nTuneを実行するときは、「スタートメニュー」→「すべてのプログラム」→「NVIDIA Corporation」から選びます。GPU温度のグラフを見るなら、「NVIDIA Monitor」です。

ntune10.jpg

Vistaでおなじみの「ユーザアカウント制御」のウィンドウが表示されますが、何を実行しようとしているかわかっているので「許可」をクリックすると、NVIDIA Monitorのウィンドウが表示されます。
以下の表示例では、GPU温度が53℃と表示されています。

ntune11.jpg

Inspiron1720のGPU(GeForce 8600M GT)クロック

NVIDIA Monitorをしばらく実行していると、GPUの温度が変動する様子をグラフで確認できます。GeForce 8600M GTのバス速度の表示は瞬間値ですが、負荷状況によって変動する様子が見てとれます。このクロック値は、いくら負荷をかけても、最高でも

GPU Core: 475MHz
GPU Memory: 399MHz

までにしかなりません。
GeForce 8Mシリーズが発表された際のPC Watchの以下の記事によると、GeForce 8600M GTの仕様では「GPUコアクロック: 475MHz」「メモリクロック: 700MHz」とのことです。

NVIDIA、DirectX 10対応のモバイルGPU「GeForce 8M」シリーズ

NVIDIA Monitorの表示によると、GPUコアクロックは8600M GTの仕様そのままのようですが、Inspiron1720の場合はGPUメモリクロックが700MHz→400MHzに抑えられているようです。このあたりが、各種掲示板で指摘されている「Inspiron 1720はベンチマークのスコアが低い」原因ということだと思います。
多少性能が抑えられているようですが、個人的にはCore2Duo T7300, WUXGA, メモリ2GBにOffice Personal, PowerPointと4年保証を付けて21万という安さだったので納得できています。また、クロックを抑えているのも一因だと思うのですが、Inspiron1720は長時間使っていてもあまり熱くなりません。排熱の設計がうまくいっているのだと思いますが、そのあたりも評価できるポイントです。GPUの性能については、通常の3Dゲームであれば普通にプレイできそうな気はしますが、負荷の高い3Dゲームをバリバリやろうと思っていた人にとっては少し物足りないスペックなのかもしれません。

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